ドラフトから約7ヶ月、開幕から約4ヶ月。あっという間のBPLS2 beatmania IIDX部門もいよいよファイナル。
全員継続契約で一回りも二回りもチーム力を増したレジャーランドと、昨年準優勝の悔しさを胸に王者U*TAKA選手を中心に再び決勝の舞台に戻ってきたラウンドワン。
悲願の優勝を果たすのはどちらか?
ファイナル LEISURE LAND VS ROUND 1
お互い力を出しきり五分の勝負でしたが最後はU*TAKA選手が前年の雪辱を果たしラウンドワンが見事優勝しました!!!
先鋒戦 U76NER VS I6VV
U76NER選手選曲真夏の花・真夏の夢
この楽曲はハネリズムとチャージ絡みが難しいです。
U76NER選手が前半からリードし10点ほど先行します。I6VV選手も中盤から後半にかけて巻き返しますがU76NER選手が前半のリードを活かし逃げ切りました!!!
I6VV選手選曲soldier’s waltz
この楽曲は速い階段が特徴です。ランダムをかけると階段は押しやすくなりますがチャージ絡みが難しくなりやすいので、オプション選択が重要になります。
両者ランダムを選択
序盤は互角、乱打部分でI6VV選手がリードしますがチャージ絡みでU76NER選手が逆転。しかしスクラッチ絡みでI6VV選手が追い付く激しい攻防。終盤で自選曲の意地を見せたI6VV選手が取り返しました!!!
次鋒戦 G* VS MAKO-G
G*選手選曲Backyard Stars
この楽曲はずっとズレていてリズムを掴むのががとても難しいです。
MAKO-G選手はレギュラーステージでこの楽曲を投げられているのでG*選手はそのスコアも見つつ選んだと思います。
G*選手が前半からリードを奪い安定したプレーを見せ勝利しました。
MAKO-G選手は画面を狭くしているのですが目線が安定しやすい代わりにズレが見にくくなります。
G*選手は画面を広くしているので目線が安定しずらいですがズレは見やすいです。
そういったスタイルの差をついた選曲だと思いました。
MAKO-G選手選曲Darling my LUV
この楽曲は低速で多少スクラッチが絡みますがプロ選手クラスだと精度勝負になります。
MAKO-G選手が僅かにリード。気を抜くと一瞬でひっくり返るヒリヒリした展開でしたがMAKO-G選手が最後まで集中を切らさず勝利しました!!!
決勝という大舞台でプロ3年目のG*選手を相手に新規参戦のMAKO-G選手が持ち前の心臓の強さ、本番力を見せました。
また選曲も古い楽曲で難易度8とそれほど高くなく、高難易度が得意で最年少のG*選手だと普段のプレーではそこまでやりこんでないであろう絶妙な選曲だと思いました。
五将戦 DINASO VS KUREI
DINASO選手選曲Discloze
この楽曲はソフランが一番のポイントです。ソフランテーマではないですが…去年の決勝でもKUREI選手はこの楽曲を投げられています。
前半はKUREI選手がリードしましたがソフラン部分でDINASO選手が逆転。抜けのトリルもDINASO選手は片手に寄る配置ですが問題なく捌きました。
後半はKUREI選手が差を詰めますが逆転まで至らず、DINASO選手が勝利しました。
KUREI選手は去年の決勝より18点も伸ばしましたがDINASO選手が更に上回るというハイレベルな戦いとなりました。
KUREI選手選曲SOUND OF GIALLARHORN
この楽曲は速いテンポでリズムは取りやすいです。ところどころに細かいトリルがあります。
両者ランダムを選択
やや左に寄っておりやりにくい配置だと思いましたがDINASO選手が抜群の安定感で終始リード。 まったく崩れず勝利しました!!!
ここでついに両チームの均衡が崩れました。
中堅戦 1-PIN VS U*TAKA
1-PIN選手選曲(This Is Not) The Angels
この楽曲は急停止するようなソフランが何度もきます。見てから対応はできないので楽曲自体の聴き込み、やり込みが重要です。
1-PIN選手が開幕で少し失点してしまったところを逃さずU*TAKA選手がリードを奪いました。その後1-PIN選手が立て直しU*TAKA選手と互角の勝負を繰り広げますが、開幕の失点を取り返せずU*TAKA選手が勝利しました。
U*TAKA選手選曲D
この楽曲は速くなったり遅くなったり忙しいので対応力がカギとなります。
U*TAKA選手が僅かにリードしましたが1-PIN選手も食らいついており、かなりの接戦になりました。一進一退の攻防が続きましたがU*TAKA選手が逃げ切り2タテ。すぐさまチームを同点にしました。
1-PIN選手の出来もとても素晴らしいですがU*TAKA選手の壁が高いです。
三将戦 DINASO VS KUREI
レジャーランドとしてはU*TAKA選手相手にEXストラテジーを投げるよりKUREI選手かI6VV選手に投げて取りにくると思いました。
副将戦はテーマがスクラッチで1-PIN選手が代名詞の楽曲もあるので使うならここしかないという感じでしたね。
ラウンドワンもそれを読んでか相殺という形になりました。
DINASO選手選曲時空トラベローグ
この楽曲はズレと中盤にある超速トリルがポイントです。
トリルは全楽曲の中でもかなりの速さで狙って光らすのは至難の業です。
序盤はDINASO選手がズレ力を見せリードしましたが、右寄りの譜面が来たところで一気にKUREI選手が逆転。その後のズレ譜面でDINASO選手が再逆転。
トリル前にリードを広げますがトリルでKUREI選手が差を詰めます。目まぐるしい展開ですがDINASO選手が再度差を広げ勝利しました。
KUREI選手選曲UNDERWORLD HOLOGRAPHY
この楽曲は速いBPMでリズムは取りやすく繰り返しが多いので集中力が大事です。
DINASO選手がランダム、KUREI選手が正規を選択
序盤はDINASO選手がリードしますが、中盤にKUREI選手が逆転。差を広げたり縮まったりを繰り返しながらもKUREI選手が高い集中力を見せ勝利しました!!!
KUREI選手は前年の決勝では4連敗、今年もここまで3連敗と苦しい展開でした。心が折れてしまっても不思議ではなかったです。
しかし得意の固定オプションを駆使し今シーズン好調のDINASO選手からポイントを奪いました。
これによりラウンドワンは全員ポイント獲得。チーム力でもレジャーランドに引けをとらない大きな1勝となりました!!!
副将戦 1-PIN VS I6VV
1-PIN選手選曲Lords Of The Roundtable
この楽曲は長いスクラッチが多く降ってきます。1-PIN選手の代名詞的な楽曲でKACでも選曲しており絶対の自信を持つ楽曲です。
開幕はI6VV選手がリードしますがすぐさま1-PIN選手が逆転。長く速いスクラッチでどんどん差を広げ1-PIN選手が完勝しました。
I6VV選手選曲バッド・スイーツ、バッド・ドリーム
この楽曲はスクラッチも難しいですがチャージやBSS、鍵盤も難しく総合力を試されます。
1-PIN選手は正規、I6VV選手はRランダムを選択
序盤の同時押しからのジャリッとした速い階段でI6VV選手が大きくリード!そのままリードを保ち終盤へ。
終盤の一気に難しくなる箇所で1-PIN選手が凄い勢いで追い上げます!どちらが勝つかわかりませんでしたが、僅かに1点I6VV選手が凌ぎ自選を通しました!!!
スクラッチに定評のある1-PIN選手から見事ポイントを奪いました!!!
これで全くの五分と五分!!!運命の大将戦に向かいます。
大将戦 G* VS U*TAKA
ここまで無敗で手が付けられないU*TAKA選手ですが、いいすぽという大会ではG*選手がU*TAKA選手を破ったこともあります。
成長著しい最年少のG*選手。この決勝の大将戦という大舞台で王者U*TAKA選手を相手にどう戦うのか?
G*選手選曲Sounds Of Summer
この楽曲はテンポが速くトリルが多く降ってきます。前年でもG*選手は選曲しており自信の1曲を投げました。
G*選手はとても調子が良くなんと前年から32点アップと大きく伸ばしました!!!
しかしU*TAKA選手がさらに上回り勝利しました!!!
数あるトリルの中で僅かに1箇所少しG*選手が失点してしまったのを見逃さずU*TAKA選手がリードを奪いました。
そこ以外は互角ととんでもない勝負となりました。
U*TAKA選手選曲ピアノ協奏曲第1番”蠍火”
この楽曲はbeatmaniaを知らない人でも聞いた事があるのではないでしょうか?
階段がメインで縦連打が難しく、後半はスクラッチも絡んできます。
G*選手はランダム、U*TAKA選手は正規!?????を選択
序盤はG*選手がリードしましたが縦連打混じりの箇所でU*TAKA選手が逆転。
G*選手も食らいつきますがU*TAKA選手が要所でリードを広げ勝利しました!!!
叩き出したスコアはなんと2735点!!!
前年UCCHIE選手が2736点を叩き出し当時全国トップ3に入るのではないか?と呼ばれたスコアですが、今回のU*TAKA選手は固定オプションで迫るスコアを叩き出しました。
蠍火の固定オプションは叩きにくいところばかりなのでこちらも驚愕のスコアです!!!
U*TAKA選手はシーズン無敗で締めくくりました。
まとめ
U*TAKA選手を中心にしたラウンドワンでしたが、メンバー全員がポイントを奪いU*TAKA選手の負担を減らせたのが大きかったですね。
U*TAKA選手も期待に応える大活躍。チーム力がウリのレジャーランドに競り勝ちました!!!
前年準優勝からの優勝おめでとうございます。
レジャーランドも前年は勝ちきれず悔し涙を流しましたが、全員継続契約で一人一人が別人の様に進化しました。
あと一歩で栄冠を逃しましたが今年はレジャーランド大躍進の年となりました。
今年度のIIDX部門が終了してしまい寂しいですが、今年はSDVX、DDRもあります。筆者はbeatmaniaほど両機種とも詳しくはないですがとても楽しみです。
12月にSDVX部門がスタートとのことなのでbeatmania新作のRESIDENTをプレーしつつ待ちたいと思います。
クォーターファイナル以降の感想記事もおいおいあげていきます。
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