数々のマジカルミラクルイリュージョンを見せてきたシルクハットと、圧倒的な破壊力で上がってきたトラッズ。前シーズンではレギュラーステージ敗退だった両チーム。セミファイナルに進むのはどちらか?
クォーターファイナル 第2試合 シルクハット VS タイトーステーショントラッズ
逆転に次ぐ逆転。どちらが勝ってもおかしくない大接戦を制しトラッズが勝利しました!
先鋒戦 KIDO. VS RAITO.
KIDO.選手選曲真夜中のバベル
()内は自己ベスト
1717(1740)—1722(1705)更新!
この楽曲はズレとハネがありスコアを取るのが難しいです。クォーターファイナル第1戦でもPEACE選手が投げた楽曲ですね。
KIDO.選手がランダム、RAITO.選手がミラーを選択。序盤は五分、KIDO.選手が1点リードしますがまったく差が付きません。チャージ地帯に入っても両者光らせ僅差で推移します。その後のズレやトリルでRAITO.選手がリードを奪います。速いフレーズでKIDO.選手が追い付きますが、RAITO.選手がもう一度リードを奪い逃げ切りました。
RAITO.選手はなんと自己ベストを17点も更新!!!MIKAMO選手やU*TAKA選手からポイントを奪ったKIDO.選手の自選を破りました!
RAITO.選手選曲Peng-Ging Sky High!!
2649(2659)—2660(2551)更新!
この楽曲はテンポが速くリズムは取りやすいですが、綺麗な譜面が多く走りがちになります。
KIDO.選手はランダム、RAITO.選手は正規を選択。序盤はRAITO.選手が僅かにリード、KIDO.選手が逆転しますがRAITO.選手も追い付きます。階段でRAITO.選手がリードを奪い、その後もまったく崩れないプレイング。RAITO.選手が勝利しました。
またも自己ベストを更新!初戦では失敗しやすい叙情を投げてポイントを奪ってますし、RAITO.選手はプレッシャーのかかる場面で強いですね。
次鋒戦 VELVET VS 8S.
VELVET選手選曲罪過の聖堂
2038(2082)—1743(2021)
お馴染みの楽曲ですね。叙情2ともいえる楽曲でとにかくソフランするので対策必須です。今シーズンは猛威を振るっています。
両者正規を選択。序盤からVELVET選手がリード、どんどん差を広げます。8S.選手はギアチェンをミスしてしまいリカバリー不能となってしまいました…VELVET選手が最後までミスなく勝利しました。
プロ選手でもミスしてしまう一発勝負のソフラン、というジャンルの恐ろしさが如実にあらわれた1戦となりました。
8S.選手選曲楽園追放
2369(2410)—2398(2429)
この楽曲はずっとズレとハネ譜面です。得意不得意が明確にわかれるスコア難易度が高い楽曲です。
VELVET選手はミラー、8S.選手はランダムを選択。序盤はVELVET選手がリード、サビに入ったところで8S.選手が追い付きシーソーゲーム。徐々に8S.選手がリードを奪い差を広げラストのトリルも上手く捌いた8S.選手が勝利しました。
メンタルにダメージを負っていても不思議ではないんですが、きっちり切り替え自選を通しました。8S.選手は絶対に1本は持ち帰る安心感がありますね。
中堅戦 SEIRYU VS KKM
SEIRYU選手選曲錬成人間トリコロイダー
3204(3220)—3193(3218)
この楽曲は同時押しにスクラッチが多く絡みひとつのミスが大きな失点に繋がりやすいです。トリルや密度もあります。
SEIRYU選手はミラー、KKM選手はRランダムを選択。序盤はKKM選手がリード、両者光らせますがKKM選手が少しずつ差を広げます。サビを超えスクラッチ絡みが増えてきたところでSEIRYU選手が逆転!すぐにKKM選手が逆転しますが速い32分のフレーズでSEIRYU選手が再逆転。そのままSEIRYU選手が逃げ切り勝利しました!
KKM選手選曲ドッキン☆サマーあばんちゅーる
2869(2866)更新!—2853(2881)
この楽曲は中盤のトリルと縦連打、スクラッチが肝となります。終盤もやや長いトリルがあります。
両者ランダムを選択。序盤はKKM選手がリード、両者光らせ僅差で中盤へ。トリルの位置が6と7の厳しい配置、ここでSEIRYU選手がリードを奪います。スクラッチ地帯も光らせSEIRYU選手が差を広げます。終盤のトリルは両者光らせSEIRYU選手がリードを活かし2タテを決めました!!!
自己ベストも更新!SEIRYU選手というと高密度、物量に定評がありますが今シーズンは中難易度帯の11でも大活躍を見せています。
副将戦 LICHT VS RIOO
Acid Pumper→Rejection Girl
2663(2678)—2672(2680)
Acid Pumperはトリルとチャージが難しい楽曲です。ここでトラッズはストラテジーを使用。選ばれたのはRejection Girl。
この楽曲はチャージがとても難しく終盤のカーテンとも表される箇所が特徴です。
両者正規を選択。序盤はRIOO選手がリード、差を広げますがLICHT選手も巻き返し追い付きます。BSSを抜けたあたりでLICHT選手が僅かにリードします。カーテン地帯を上手く捌いたRIOO選手が再度逆転、終盤も綺麗に光らせたRIOO選手がストラテジーを活かしました!!!
RIOO選手選曲Kailua
2147(2212)—2204(2222)
チャージが多く降ってきますがトリルも難しいです。何度も降ってきますが、速くもなく遅くもない絶妙なテンポなので光らせ続けるのはとても難しいです。
両者ミラーを選択。トリルを特殊運指で光らせたRIOO選手がリード。トリルが来るたびにリードを広げ、最後のトリルもほぼ完璧に光らせたRIOO選手が勝利しました。
かなり練習を積んできたのが窺える運指でした。交互で取ったり親指のみで光らせたりと一朝一夕では身に付かない素晴らしいプレイングでした!
大将戦 SEIRYU VS KKM
SEIRYU選手選曲GiGaGaHell
3234(3269)—3242(3290)
この楽曲はテンポが速く軸、トリル、スクラッチが難しいです。NIKE.選手が投げたm1dy Deluxeの強化版のような譜面です。
両者正規を選択。序盤はSEIRYU選手がリード、徐々に差を広げます。乱打とトリルでKKM選手が差を詰め、二重トリルで逆転。僅差で競り合いが続きSEIRYU選手が再度ひっくり返します。激しく点差が変わりますが、最後の12分のトリルとスクラッチでKKM選手が抜け出し勝利しました!!!
どっちが勝つかまったくわからない名勝負で、展開も二転三転してとても面白かったです。見ているだけで心拍数が上がる大熱戦でした!!!
KKM選手選曲one or eight→Twelfth Styleレジェンダリア
3271(3285)—3286(3335)
one or eightは密度はそれほどでもないですが、リズムが取りにくいスクラッチと縦連打が多くテクニカルな楽曲です。ここでシルクハットはストラテジーを使用、選ばれたのはTwelfth Styleレジェンダリア。
この楽曲は中盤の不規則スクラッチと二重トリル、デニムが特徴です。
両者正規を選択。序盤は僅かにKKM選手がリード、不規則スクラッチでKKM選手がリードを広げます。その後は両者光らせますが、デニムの箇所でSEIRYU選手が一気に追い付きます。最後の多重トリルを上手く捌いたKKM選手が勝利しました。
まとめ
どちらが勝つかまったくわからない大接戦でしたが、ストラテジーを上手く活かしたトラッズが勝利しました!
展望
トラッズはアピナとセミファイナルで対戦となりました。ジャンルはどちらが勝っても不思議ではない印象です。アピナはストラテジーを持っているのでトラッズとしては早めに使わせたい展開にしたいですね。やはり中堅戦がカギになるでしょうか?
シルクハットは今季大活躍でしたね。いきなり前年準優勝のレジャーランドを破り、絶好調のゲームパニックを止めました。4人それぞれ見せ場がありとても良いチームでした。お疲れ様でした。
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